フォーマルまめ知識

フォーマルでボタンダウンがNGなのはどうして?

フォーマルウェアの由来やネクタイの結び方、正しい着こなし方など‥
知っておくと便利で楽しい、フォーマルまめ知識のご紹介!

最近ではノータイでもシャツの襟がキレイに見える、と
クールビズでも注目を浴びるようになったボタンダウンシャツ。

結構、素朴なギモンです。
お客様からのご質問も時々いただくようになったので、
今回はこのワケと最近の事情についてお話させていただきます。

「スポーツウェアだから」
結論から言えばそうなのです。

今ではどのお店でも見かけるボタンダウンシャツが誕生したのは
今から100年ほど前。

考案者は日本でもおなじみブルックスブラザーズの
社長ジョン・ブルックスといわれてまいます。

とはいえ彼のオリジナルではなく、
ポロの選手たちのシャツの襟がボタンで身頃にとめられていることに目をつけ、
そこからボタンダウンシャツを開発したというのが、現在のボタンダウンシャツの起源です。

ポロシャツからボタンダウンシャツが誕生したので、
スポーツウェアはフォーマルにNGだろうということですね。

しかし。

モーニングコートが朝の散歩用の服だったように、
フロックコートが騎兵隊の軍服だったように、
燕尾服が馬術競技の礼装だったりと、フォーマルウェアの起源は
意外とアウトドアなものに起源があります。

タキシードに至ってはとある若者が燕尾服に着替え忘れて、
当時喫煙服だったタキシードを着て社交の場へ出てしまった、という
ルールやぶりというかマナー違反からはじまっていたりするので、
ボタンダウンシャツもかっちり襟のものならば、
そろそろ仲間入りさせてあげてもいいのでは?
と個人的には思います。

それを表すようなアンケート結果もあるようで、
年代別でボタンダウンシャツのフォーマル着用についてでは、
答えにばらつきがあり、OKという世代、NGという世代に別れるそう。

ということで、
厳格なドレスコードがある場や結婚式場や
ホテルでの結婚式では避けたほうが賢明ですが、
カジュアルなレストランウェディング、二次会ではOKかなとも思います。

ただ、ボタンダウンシャツはもともとがスポーツウェアだったこともあり
ビジネス系のシャツでも着丈が短くパンツから裾が出やすかったり、
ネクタイを締めると襟がゆがみやすい商品もあったりしますので、
着用には商品を吟味する目も必要かもしれませんね。

ちなみに、最近街中やテレビの中のタレントさんでも
ボタンダウンシャツの襟ボタンを外すしている方がいます。

「あえて襟のボタンを外して着るのが粋」なんて記事も読みましたが、
もともとは馬に乗るとき、風によって襟がめくれるのを防ぐために生まれたボタンダウン。

ですから、あえては外すと言われても、
雨の日に、傘があるのに傘をささないのが粋というのと同じような気がしますが。

>> フォーマルまめ知識一覧に戻る

このページのトップへ