フォーマルまめ知識

フォーマルが黒なのはナゼ?

フォーマルウェアの由来やネクタイの結び方、正しい着こなし方など‥
知っておくと便利で楽しい、フォーマルまめ知識のご紹介!

最高礼装の燕尾服にはじまり、モーニングコート、タキシードなど
海外でも礼装として通用するフォーマルアイテムはもちろん
日本独自の礼装ともいわれるフォーマルスーツ(略礼服)にいたるまで
フォーマルといえば黒!

ではなぜ、礼服はなぜ黒になったのでしょう。

インターネットでもいろんな文献があり、諸説入り乱れているのですが、

フォーマル発祥の地ヨーロッパでは、
フランス革命の頃、王制派の人々が黒い服で揃えたであるとか
それまで白い喪服が主流だったのに対し、とある王妃が
永遠に変わらぬ愛を示すため、何ものにも染まらない黒を喪服として
一生着用したので、礼を尽くす服として認知された。

その逆に、とある王妃が自分の白いドレスが映えるよう身辺に仕える者たちに
黒い服を着させたために、気に入られようとした貴族が黒に身を包んだなど。

特にフランスにはあらゆる説があるようです。

長い歴史の中で、そのフランスと長年対立していたイギリスでは
産業革命の頃にそのはしりが見られますが、
こちらは産業革命でよく使われた石炭での汚れを目立たなくするために
黒い生地が流行し、また織機の進化により黒の生地が安値で流通したことなどともに
女王が市民の礼服は黒と定めたということなども垣間見られます。

隣国でこうも理由が対照的かというのも面白いですね。

では、独自の礼服文化(フォーマルスーツ)を持つ日本ではどうかといいますと
だんだん黒に変わっていったというのが有力のようです。

ネクタイでいうと慶事は白、弔事は黒という概念がある日本ですが、
かつては弔事の喪服でさえ白でした。

これが黒になる決定的なきっかけは明治時代。
明治政府の欧米化政策に伴い、西洋で黒を着用するのにならい、
少しずつモーニングなどのフォーマルが見かけられるようになります。

それでもまだ和装では喪服は白の時代でした。
明治時代、大きな戦争が続くと、哀しくも弔事が増え、
汚れが目立つ白から黒へ、そして洋装の流れがつながり黒へと変化したようです。

これとともに、時の政府がフランス王妃の話にあやかったかどうか定かではありませんが、
ほかの色に染まらない黒が誠実の証として
当時導入され始めた学生服にも黒を推進したという話もあるようです。

そういった事が源流にあるのか、
日本ではフォーマルスーツは黒が濃いものが好まれる傾向にあります。

とはいえ、薄墨色のタキシードというのもおかしいですし、
やはりフォーマルは漆黒でなければという感じですね。

海外ではビジネススーツの黒も、日本で言うフォーマルスーツの黒も
同じ扱いですが、フォーマルブラックの黒は普通のスーツの黒とは
やはり比較にならないほど黒くヌメリ感や艶もあります。

ぜひ、本物のフォーマルブラックを体感いただきたいと
専門店としては考えております。

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