フォーマルまめ知識

スーパー○○生地と糸番手

フォーマルウェアの由来やネクタイの結び方、正しい着こなし方など‥
知っておくと便利で楽しい、フォーマルまめ知識のご紹介!

スーツの袖などについている生地ブランドのタグに記載されている「SUPER'120」などの表記。
スーツをお持ちの方なら一度は見たことがあるかと思います。

この数字が大きくなるほど高級というイメージぐらいはお持ちかと思いますが、
実際にスーパーの数字は何なのか?
よくいうスーツの生地の糸番手と同じなの?という疑問が意外と寄せられますので、
今回はその辺をご紹介してまいります。

「SUPER」
スーパーは原毛の細さを表す表示のことです。
多く目にするのはスーパー80'Sからスーパー120'Sぐらいが多いのではないでしょうか。

多くの方がご存知の通りスーパーの数値が高いほど原毛が細くなり、
肌触りが滑らかなだったり、発色光沢があるといえるでしょう。
とはいえ、スーパー120'Sが高級で全てにおいて万能かと言われるとそうではありません。

数値が高くなるほど糸が細くなるということは、それだけ生地も繊細です。

毎日、都心の満員電車で通勤するようなビジネスマンがスーパー160'Sなどを着用するのは、
スーツをわざと酷使するようなもの。

日本の日常で着るスーツでよいとされるのはスーパー100'S前後ではないでしょうか。
見映えと機能性のバランスがいちばんよい生地だといえるかもしれません。

スーパー160'Sなどのキメ細やかなスーツは、特別着というか勝負服に
大事にとっておきましょう。

数値の高いスーパー生地のスーツは摩擦に弱く、
パンツの当たりやテカりが出やすい傾向にあります。
そういった点が日本満員電車通勤にも不向きであるといえるでしょう。

「番手」
スーツを通販しているページやオーダーショップの生地の紹介で
「2/60×2/60」「2/60×1/48」という表記をみたことがないでしょうか?
これが糸番手です。

読み取り方は「タテ糸×ヨコ糸」です。
「2/60」は60番手の糸を2本よった糸=双糸(そうし)と読みます。
「1/48」は48番手の糸を1本通したもの、単糸(たんし)と読みます。

そして番手ですが、これは1gあたりの長さを示しています。
たとえば2/60は1gで60mの糸だという意味になります。

つまり番手が大きいほど1g当たりの長さが長くなるので
より、きめの細かい糸であるということがいえます。

では60番手の糸はスーパー60'Sか?

いえ、違います。
時々、この仕事をしていても混乱するぐらい、
混同されやすのですが、スーパーと番手は別物です。

番手は先ほどもご紹介したように1g当たりの長さですが、
スーパーは糸の細さ(ミクロン)で格付けがされています。
ファイン(スーパー80~90)、スーパーファイン(スーパー100~)、
エキストラスーパーファイン(スーパー120~)と分かれています。

スーパーと番手の違いを知る事でスーツ選びも楽しくなるでしょう。

実際に売り場で生地に触れているうち、
「これは大体何番手だな」なんてわかるようになったら相当の目利きですよね。

ぜひ、触って着てみて、スーツを深く見つめてみてください。

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